牛ヒレ肉のステーキ フォアグラ添え
2015-04-11 00:12
レストランヴァンセット
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ヴァンセットの定番牛ヒレ肉のステーキ フォアグラ添え


フランス料理は一般的に言って分かりにくいと言われる。フランス料理と言えば何?とかどんな料理がフランス料理なのなど言われることがあります。実は世の中にフランス料理が広まっているかと言うとそうでもないような気します。一般的な人たちからするとまだまだ高級で、結婚式とかで食べるものと言うイメージがあるのも事実。食べることに興味がある人はともかく、それ以外の人たちからすれば未知の世界なのだそうです。僕自身、周りの友人達を見てもそう思う。

ヴァンセットはどうだろうか。考えてみると、色々なお客様がいらっしゃいます。フランス料理が大好きでワインにも詳しくチーズも詳しく、資格を持っている人から、初めてフランス料理食べる人まで様々です。誕生日や、記念日のご利用も多くいらっしゃいます。
ですから、レストランヴァンセットの料理は分かりやすい料理でフランス料理に詳しくない人でも食べてみたいと思えること。普段食べることがない食材をいれることなどが大事になってきます。
牛ヒレとフォアグラはそんなイメージ。メニューの名前にロッシーニって書かなかったのは、一目でお客様に伝える必要があるから。基本的にヴァンセットの料理はここが大事です。
お客様にイメージしやすいようにすること、何を食べているかわかりやすいこと。つまり食べた後記憶に、印象にの残りやすい料理。

だからヴァンセットではお客様があの時食べたあれが食べたいと言ってくれることが多いです。
食材をしっかり伝えることが大切なこと。

牛ヒレ肉とフォアグラってどこにでもあるのですが印象に残る皿というと中々ない。
だから、これをお店でだそうと思いました。

結構難しい。実はフォアグラと牛ヒレをちょうど良い火加減で仕上げるのは僕にとっては難しい。不器用なので。牛ヒレはオリーブオイルとバターを使ってバターがぶくぶくと泡立つのを保ちつつ焼いていきます。
厚さは3センチから5センチくらいの肉を使って。だいたい5分から7分くらいかけて。そして、焼き上げた肉をアルミホイルでくるんで休ませます。
フォアグラは50g位になるように切り分けます。塩をふり薄力粉を薄くまぶして焼きます。
フォアグラの表面に焼き色をつけ脂を回しかけながら。とりあえず中がまだ生の状態で
一旦取り出し。少し休ませ、仕上げにも一度焼きます。牛ヒレも焼いた時間と同じだけ休ませて、仕上げに焼いて盛り付けです。
その季節ごとに付け合わせが変わりますが、じゃがいものピューレがついたり、白インゲン豆やレンズ豆なども使うことがあります。
付け合わせを最初に皿に盛り、牛ヒレとフォアグラをのせ、ソースをかけて仕上げです。
フォアグラはとろける様に仕上げ、牛ヒレは表面は香ばしくなかはロゼに仕上げます。
ソースはマデラ酒(酒精強化ワイン)を煮詰めてフォンドボー加えて煮詰めるオーソドックスなソース。


わかりやすい食材がのったインパクトのあるメインです。
どこにでもある料理。オーソドックスな皿でお客様に満足してもらうのは、以外とむずかしいです。下手をすると普通と言われてしまいます。
ですから、一つ一つの行程をきちんとこなし焼き加減を微妙に調整して神経を集中させて、ここだって言うところを目指して仕上げています。そんな事を考えながら作ることで、普通の料理でも感動してもらえる。
今日もまた色々な事を試行錯誤しながら、厨房で料理を作ります。お客様の感動と喜びのために。
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